2025年4月10日、「メッシュ」プレミアムエディション上下巻が発売されました。
ハードカバー単行本→作品全集→文庫本→パーフェクトセレクション→プレミアムエディションときまして、今回一番版型が大きいです。そして、カラーイラスト多数。「パーフェクトセレクション」の時にカラー扉絵が全部入っていましたが、それに加えてカラーの口絵や予告、ポスター、グッズなど様々な機会に書かれたカラー／モノクロイラストが収録されています。
このカバーを外したところにも絵が入っています。
初めて「メッシュ」を読んだとき、「ルージュ」の「フランソワーズ」で号泣しているので、このカットは嬉しいです。また「嘆きの壁も」好きです。
今回、初めてだなと思ったのがタイトルの変更です。「革命」に「Révolution」、「謝肉祭」に「ファスナハト」がついてることですね。連載時にはついていました。単行本化の際に落とされてたようです。ちょっと嬉しいです。こちらは雑誌掲載時の扉絵です。
名作『メッシュ』をプレミアムな画質で！！
第1弾「ポーの一族」第2弾「トーマの心臓」に続き、第3弾として多くの熱いファンを持つ「メッシュ」が満を持してプレミアムエディション登場！！
当時の印刷ではつぶれてしまった細い線やトーンなどモノクロ原稿を美しく再現することを目指したシリーズです。カラーページも再現します。雑誌の初掲載時と同じB5判サイズで感動と衝撃をお届けします。
これまでに発行された新書版・文庫版・全集版などのどれよりも大きなサイズで、細部まで描き込まれた作品を堪能できる一冊となります。
1話1話の完成度とともにメッシュという魅力的な少年を中心に描き出される世界を心ゆくまでご堪能ください。
今回、参照しようと文庫本の「メッシュ」も手にとったのですが、3巻の解説が故・村上知彦さんことGYA先生なのです。再読してみて、あらためて染み入る文章でした。「自分がいてもいい」と言われる場所を求めたメッシュ。どちらに向けても動けなくなってしまった、やはりあのラストは忘れがたいです。
