アングレーム国際漫画祭レポート
アングレーム国際漫画祭に萩尾望都先生が参加されました。現地でこの時の模様を撮影した写真を送っていただいたので、アップします。私がXや公式サイトから得た情報を交えてまとめました。
会期:2024年1月25日~1月28日
原画展
「萩尾望都―ジャンルを越えて」
MOTO HAGIO, AU-DELÁ DES GENRES(Festival Angoulême)
会期:2024年1月25日~1月28日
会場:アングレーム市立美術館
萩尾望都先生のアングレーム市立美術館での原画展の模様
現地の方が投稿されたものをまとめました。すごい量です。
この原画展は最初に萩尾望都先生ご自身もご覧になっています。オープンすると次々と写真があがってきました。日本では原画展での写真撮影は禁止されていることが圧倒的に多いのですが、ヨーロッパでは許可されていることの方が一般的だそうです。日本でも少しずつ解禁になっていっていますが、まだまだ圧倒的に禁止なので驚きますね。おかげでたくさんの原画があがってきました。
初期作品から順番に作品ごとにまとめられています。その一方で萩尾先生の描く「窓」をテーマに集められたり、「衣装」や「白と黒のコントラスト」などのテーマ別になっているコーナー、一枚絵のイラストのようなページを集めたコーナー等もあるそうです。
日本では使われたことのない意外なページが展示されたり大きく取り扱われていたりしています。当然「ポーの一族」「トーマの心臓」は人気のようですし、それからフランス「メッシュ」もあります。「マージナル」「銀の三角」といったSF作品も人気もあります。ですが、フランスの皆さんが撮影されている写真の傾向から「残酷な神が支配する」が多いと感じました。ジェルミとイアンとグレッグが様々な思いや行為が暗示的に示されているシーンが非常に目を引いたのかと思います。これらの原画にあらためて萩尾先生の漫画表現のすさまじさが感じられます。
何枚の原画が展示されているのか、現在のところ不明ですが、わかったらここに書き込みます。さまざまに工夫された展示のようです。観に行ける方がうらやましいです。
講演会
「マスタークラス」と呼ばれる講義のスタイルですが、日本的に言うと「講演会」でいいのではないかと思います。
MASTERCLASS DE MOTO HAGIO
2024年1月25日 14:00~15:30
講演の内容は萩尾望都先生の小さい頃からのお話→デビュー前後→最近までという流れのお話です。AKATA社の方のXでの投稿をまとめたtogetterをつくりましたので、これをGoogle翻訳にかけてみてください。
この時の様子の写真を送っていただいています。
サイン会
萩尾先生の「ポーの一族」全2巻、「バルバラ異界」「レオくん」を刊行したAKATA社の主催でサイン会が開催されました。
26日と27日の2日間、1時間ずつ各30名です。この方たちが萩尾先生に会える幸運に恵まれました。
AKATAのブースで萩尾先生の本を購入したら色紙がついてきて、それをもって並ぶ方式。事前予約ではないのでたいへんなことになっていたようで、初日は1番のりの方は深夜2:00から並び始めたそうです。17:30~からですよ?Xでの投稿を見る限り、男性が多かったように見えました。中にはスペインから来たという方も見られました。ヨーロッパのファンの熱い想い‥萩尾先生に届いたと思います。
AKATAのブース
いろいろな出版社がブースを出している場所のがメイン会場のようです。
中でもAKATA社のブースが当然萩尾先生推しで、その場所の様子を撮影してくださったので、これもアップします。「バルバラ異界」を買うと色紙が、「レオくん」を買うとバッチがついてきます。そして、この紙袋が素晴らしい。欲しい。
私も本は発注しています。3ヶ月くらいかかりそうですが、到着したらサイトの方に情報を載せていく予定です。
それにしても日本から行かれた方もいらっしゃったかと思いますが、うらやましいですね。