「Women’s Voices in 奄美」萩尾望都先生の基調講演のレポート(動画あり)

8月10日(日)NPO法人アマミーナ(徳雅美理事長)主催で国際シンポジウム「Women’s Voices in 奄美」が鹿児島県奄美市名瀬のアマホームPLAZAで開かれました。

こちらで萩尾望都先生の基調講演「ジェンダーとは?多様性とは?」が徳雅美先生との対談形式で行われました。

こちらのシンポジウム、配信がない様子だったので、シンポジウムに参加される方や関係者の方にレポートをお願いしていたら、運良く関係者の方から萩尾先生の基調講演の記録用の動画を送っていただいくことができました。萩尾先生と徳雅美先生のお許しをいただけたので、YouTubeにアップしました。

少し遠目ですが、お話は聞くことができます。タイトルだけつけましたが、チャプターつけたり等全然編集していません。拙サイト、初の動画アップです。YouTubeチャンネル開設しました。

また、関係者の方が講演会中の写真も記録用に撮っておられたので、パネルだけ写真をアップさせていただきます。動画の中でも読めますが、頭の方が切れてしまっていたりしますので。

国際シンポジウム全体の話

萩尾先生と奄美大島の関係について。
「ガールパワー!2002-2008」や「少女マンガの世界 2013-2023」等の少女マンガの巡回展に原画を提供されたところからです。
2009年7月12日~26日に「岡野玲子&萩尾望都&美内すずえ三人展」 が開かれ、こちらで皆既日食をご覧になりました。
2016年7月16日~8月7日に開催された「少女マンガパワー!!展 in 奄美」に参加され、ステージにあがられました

「Women’s Voice in 奄美」では萩尾先生の複製原画の展示もあります。そして萩尾望都作品を以下のような視点から展示されていたそうです。この流れで講演会で萩尾作品についてお話されていきます。

ようやく萩尾先生の紹介から

ここから作品についてお話されていきます。まずは「ポーの一族」

続いて「トーマの心臓」

萩尾作品では様々なジェンダーの多様性が語られますが、その中からまず「A-A’」

続いて「マージナル」

続いて、現代の家族の問題について。「イグアナの娘」

続いて「半神」。徳先生の「なぜ「半身」ではないのか?」という素朴な疑問について、おお疑問に思ったことなかった!と思いました。

児童虐待・性的虐待。読むのがしんどいけど意欲作「残酷な神が支配する」。萩尾先生の描く母親はひどい人多い‥

次に「災害」について。「なのはな」と「プルート夫人」

「生と死」を扱った「あぶな坂HOTEL」。おそらくあまり講演会等で触れられたことがない作品なので、うれしかったです。この中でも「女の一生」「世界の終わりにたった1人で」へ続く、萩尾先生の女の一生ものとして忘れがたい作品です。

最後に「王妃マルゴ」。女性として生きるということは‥という長編です。

シンポジウムについて「奄美新聞」「南海日日新聞」にもとりあげられました。「南海日日新聞」の方はネットにもあがりましたので、
漫画家・萩尾望都さんが講演 ジェンダーや多様性テーマにシンポ 奄美市  

早い段階で消えそうですが、Yahooニュースの方も

8/3 「少女マンガで多様性考える」(奄美新聞)。「ポーの一族」の複製原画が2点見えますね。

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