宝塚歌劇団ミュージカルゴシック「ポーの一族」が再演

2026年7月~10月、宝塚歌劇団ミュージカルゴシック「ポーの一族」が再演されます。

2026年 公演ラインアップ【宝塚大劇場/東京宝塚劇場公演】<2026年7月~10月・雪組『ポーの一族』>(宝塚歌劇公式サイト・ニュース)

宝塚歌劇団のミュージカルゴシック「ポーの一族」は2018年に花組で初上演されました。
小池修一郎先生が1977年の入団以来ずっとやってみたかった「ポーの一族」の上演に踏み切るきっかけになったのは明日海りおさんという希有な男役トップの存在でした。宝塚の男役はどんな男性よりもステキな男性でなくてはならない。そのため、少年という中性的な役を演じられる役者が長い間いなかった。でも明日海さんなら、少年でありながら異世界の人物という妖艶さを兼ね備えている。そして公演は大成功を収めました。その後、2021年に宝塚の外でも明日海さんは「ポーの一族」でエドガーを演じられています。

宝塚で「ポーの一族」を再演するには、まずはエドガーという“少年”で、かつ人間ではない“異世界の人”を演じる役者がいないとなりません。今回、雪組トップの朝美絢さんに白羽の矢が立ったということなのでしょう。一方、音彩唯さんは2026年4月から雪組の娘役トップに就任します。音彩唯さんは、今回もメリーベルではなくシーラなんでしょうか‥?
この公演は雪組の朝美絢さん、音彩唯さんの新トップコンビのお披露目公演です。

朝美 絢(あさみ じゅん)
朝美さんは2009年宝塚歌劇団に95期生として入団。同年4月の宙組公演「薔薇に降る雨/Amour それは…」で初舞台。2014年に新人公演初主演、2015年バウホール公演初主演の後、2017年に雪組に組替えとなります。2024年の「仮面のロマネスク/Gato Bonito!!」で全国ツアー公演初主演。同年10月14日より雪組のトップに就任しています。

音彩 唯(ねいろ ゆい)
音彩さんは2019年宝塚歌劇団に105期生として主席入団。同年4月の「オーシャンズ11」で初舞台。2021年「CITY HUNTER」で、新人公演初ヒロインを務めました。2025年8月の御園座公演「パリのアメリカ人」では朝美さんのヒロイン役を務めました。2026年4月13日からの梅田芸術劇場「波うららかに、めおと日和」は新トップ娘役としてのお披露目公演となります。

宝塚歌劇団雪組公演 ミュージカルゴシック「ポーの一族」

主演:朝美絢、音彩唯
原作:萩尾望部「ポーのー族」
脚本・演出:小池修一郎

宝塚大劇場
2026年7月11日(土)~8月23日(日)

東京宝場劇場
2026年9月12日(土)~10月25日(日)

他のキャストやチケットについてなど詳細は追って情報が公開されることと思います。どんな公演になるのでしょう。来年の夏から秋にかけ、忙しくなりそうです!


余談ですが、宝塚のお披露目公演は、新トップコンビが誕生した際に、宝塚大劇場と東京宝塚劇場で行われる最初の公演です。2026年4月からの「波うららかに、めおと日和」で朝美絢さんと音彩唯さんの新トップのコンビは初となりますが、梅田芸術劇場公演なので、これは「お披露目公演」とは呼ばないのですね。私もこういった宝塚ルール、学ばないとです。

「波うららかに、めおと日和」主演:朝美絢&音彩唯

雪組 次期トップ娘役について

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