萩尾望都先生と清水玲子先生の対談が『MELODY』『flowers』の10月号に掲載

2024年8月28日に発売された小学館『月刊flowers』と白泉社『MELODY』2024年10月号に萩尾望都先生と清水玲子先生の対談が掲載されています。内容は別々で、第1部が『MELODY』、第2部が『月刊flowers』となっています。


少女マンガ界レジェンドスペシャル対談 清水玲子×萩尾望都 第一部「少女まんがの過去・現在・未来」『MELODY』10月号→白泉社『MELODY』

少女まんが界レジェンドスペシャル対談 萩尾望都×清水玲子 第二部「この世に、理想の男性は存在するのか?」『月刊flowers』10月号→小学館『月刊flowers』

※(この「まんが」と「マンガ」、お名前の順番は現物ママです。)

萩尾先生と清水先生の対談は3回目。『MOE』2004年2月号に掲載されたもの(対談集「愛するあなた 恋するわたし」に収録)と2016年に刊行された「秘密 パーフェクトプロファイル」に収録されたものです。

まずは『MELODY』の方から。萩尾先生に「鬼滅の刃」をお勧めした清水先生。やっぱり思いますよね。兄妹で異形のものになって妹のために兄が頑張る‥エドガーとメリーベルっぽいって。清水先生、Good Job!です。

そして「ポーの一族」ができるまでがじっくり語られています。ささやななえ先生の「ダートムーアの少年」のお手伝いから始まる長い物語をあらためて『MELODY』の読者に知っていただけるのはいいですね。「一つの話で100枚くらい」で申し出て「31p、3回でいいかい?」という話だったのが収まらなくなって、4回になってしまい、120p超に。

「月の子」にチェルノブイリ原発事故が取り入れられていることから、現実の出来事をフィクションにどう取り込んでいくかという話題から最近話題の映画に触れています。

『flowers』の方は最初は“理想の男性”がいるかどうかのお話から入ります。清水先生ってばいきなりの!いやーすごいうらやましいですね。萩尾先生は現実にはいない、映画の中に‥とのこと。お二人の生み出すキャラクターのモデルについて、好きなキャラクター等の話から、お二人の「好きなもの」の話になっていき、とてもオタクっぽい話になっていき、お二人とても楽しそうです。盛り上がっています。

この対談も合わせると量も多くて貴重なものなので、どこか単行本に収録されるといいのですが。雑誌だけだとなかなか後から読めないですからね。もしかしたらこれきりになるかもしれないと思ったので保存してあります。発売中の今、是非読んでみてください。


※すごく細かいことですが、両誌ともにサイン入りのクリアファイルセットを抽選で1名ずつプレゼントしてくれるのですが、応募券を切り取ると裏が切れてしまうので応募できません‥『MELODY』の方がギリギリセーフかもしれませんが。

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